メガCDも発売からだいぶたっているので、電解コンデンサは寿命を迎えている実機が殆どです。今回は、メガCDの電解コンデンサ交換をしてみたいと思います。メガCDには、何種類かVerがあるみたいですが、今回は私の手持ちのメガCDについて解説します。
必要なもの
- はんだごてセット
- 電解コンデンサーセット
- フラックスクリーナー
- フラックス
- はんだ吸い取り線
メガCDに必要な電解コンデンサ
メガCDには、メイン基板と電源基板とコネクト基板とCDドライブの基板の四種類の基板が乗っています。耐圧は高くてもいいので容量だけ合わせて代替品に交換してください。国産が良いと思いますが、電解コンデンサセットのものですべて交換できるので1つあると便利です。心配な人は、国産の電解コンデンサーを用意してください。
メイン基板
ID | 耐圧 | 容量 |
C9 | 16V | 10μF |
C10 | 16V | 10μF |
C11 | 16V | 10μF |
C12 | 16V | 10μF |
C13 | 16V | 10μF |
C23 | 16V | 10μF |
C26 | 16V | 100μF |
C28 | 16V | 10μF |
C30 | 16V | 10μF |
C37 | 16V | 10μF |
C41 | 16V | 10μF |
C42 | 16V | 10μF |
C46 | 16V | 10μF |
C48 | 16V | 100μF |
表面実装の電解コンデンサはニッパーで切断したほうが安全に作業できます。温めすぎると破裂するので、安全策でニッパーで切断してください。足のある電解コンデンサもニッパーで足を切断してください。はんだこてしかない場合、GND側の端子がはんだが溶けにくく足が抜けない場合がありますが無理に抜かないで表面実装と同じやりかたでスルーホールに直接コンデンサをつけてしまいましょう。
電源基板
電源基板の電解コンデンサは足つきのものなので、はんだ吸い取り機がないと厳しいので道具がない場合は割り切ってスルーホールに直接はんだ付けしてください。
ID | 耐圧 | 容量 |
C1 | 16V | 10μF |
C2 | 16V | 10μF |
C3 | 16V | 10μF |
C4 | 16V | 10μF |
C5 | 16V | 10μF |
C6 | 16V | 10μF |
C7 | 16V | 10μF |
C8 | 16V | 10μF |
C9 | 16V | 10μF |
C10 | 16V | 10μF |
C11 | 16V | 10μF |
C12 | 16V | 10μF |
C14 | 16V | 10μF |
C15 | 16V | 10μF |
C24 | 10V | 100μF |
C25 | 10V | 100μF |
C26 | 10V | 100μF |
C27 | 16V | 100μF |
ヒートシンク周りは作業がやり辛いので、反対面に上の写真のように実装しても問題ない。むしろこちらの方が熱影響が少ないかもしれないので、寿命が長いかもしれない。
コネクト基板
ID | 耐圧 | 容量 |
C8 | 16V | 10μF |
コネクト基板は、狭いので慎重に作業してください。
CDドライブの基板
ドライブの基板を外すには、モータが固定されているはんだを除去しなければなりません。穴は大きいのではんだ吸い取り線で綺麗にとってください。
ID | 耐圧 | 容量 |
C200 | 50V | 0.47μF |
C201 | 10V | 100μF |
C202 | 16V | 33μF |
C203 | 50V | 4.7μF |
C204 | 16V | 33μF |
C205 | 50V | 10μF |
C206 | 16V | 33μF |
C207 | 16V | 330μF |
C208 | 6.3V | 330μF |
また、ピックアップの所にも電解コンデンサがありますのでこれも交換します。
ID | 耐圧 | 容量 |
なし | 6.3V | 100μF |
ピックアップのところは狭いので、慎重に作業してください。
まとめ
電解コンデンサーの交換は、今後レトロゲームのメンテナンスとして必要な技術だと思います。互換機で動かないソフトは実機しかできませんからね。
修理、互換情報などの情報を、相談・共有するために 公式LINEを作りました。
ゲームでお金を稼ぐ方法を、真面目に考えるサイトも追加で閲覧できます。
Twitter @chaos_seed1999
公式LINE 「@qgn1471i」ID検索