PS2のエミュ「PCSX2」を実行するには、実機のBIOSが必要です。今回は、PS2から手軽にBIOSを吸い出す方法をやりたいと思います。
必要なもの
- PS2本体
- USBメモリ
- PS2メモリーカード
- PS3用のPS2メモリーカードアダプター
PS2本体は、手持ち7000番台だったのでそれを使いました。
USBメモリが、実は入手が厳しかったりします。今どきの大容量のUSBメモリではPS2は読み込むことができません。512MBくらいの少ない容量のものが必要です。今回は、64MBの手持ちUSBメモリを使用しました。
PS2のメモリーカードは、純正の8MBメモリカードを用意しました。
PS3にPS2メモリーカードをつなぐアダプターがあります。(型式:CECHZM1J)最近では、値段が高騰してるので早目に入手しておくといいと思います。
必要ソフト
リンク先のサイトからダウンロードすることができます。
- メモリーカードアダプター用ドライバ(ps3mca-windrv)
- メモカブート用メモリカード作成ツール(ps3mca-tool FMCB v1.8c)
- USB用BIOSダンプツール(DUMPBIOS_USB)
メモリーカードアダプターのドライバは、Windows10で使えなかったので、WindowsXPを使って認識させました。Windows7でも大丈夫らしいですが、今どきのOSで使うのは少々面倒です。
メモカブート用メモリーカード作成ツールも、WindowsXP環境で動かしました。
USB用BIOSダンプツールは、ダウンロードしたファイルをFAT32フォーマットしたUSBメモリに書き込みます。ファイル名は、変更しないでください。
BIOSを吸い出してみる
順番にやっていきましょう。
1.PCにメモリカードアダプターをつないで、手動でドライバーをインストール(今回は、WindowsXP環境で認識させました。)メモリーカードは付けておいてください。
2.「ps3mca-tool FMCB v1.8」を解凍してできる。「full-install.bat」をダブルクリックしてブート用メモカを作成します。時間がかかりますので、気長に待ってください。終わると「Complete」とでます。
3.DUMPBIOS_USBを解凍して、USBメモリに書き込みます。
4.USBメモリとメモリカードを接続して、PS2の電源を入れます。
5.「uLaunch」を実行します。
6.「File Browser」を起動します。
7.「Mass:/」を選んでください。
8.「DUMPBIOS_USB.ELF」を実行します。画面が消えるので、10分くらい待ってください。時間がたったら、PS2の電源を落としてUSBメモリの中を確認します。USBメモリの中にBIOSが保存されていると思います。
まとめ
USBメモリとメモリーカードアダプターなど道具を入手できれば、比較的簡単にBIOSを吸い出すことができます。今後は、道具も揃わなくなると思いますので、今のうちに吸い出しておくといいと思います。
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